A-8E CRUSADER
U.S.MARINES
VMFA-333"FIGHTING SHAMROCKS"


クルーセイダーはクールさとワイルドさを併せ持った二枚目だと思う。
例えるならジョー・ペリーみたいな感じ
黒いレス・ポール・スタンダードとか似合いそうな雰囲気。
超音速戦闘機なのにバルカン砲ではなく20mm機関砲で
この時代の米海軍機としては、どうもファントムの影に隠れがちだが
ベトナム戦争におけるミグ撃墜数18機はF-4の1.8倍
決めるトコはしっかり決めるハンサムっぷりが憎らしい。
この時代の米海軍機には、海軍より海兵隊のマーキングが似合う。
海兵隊の方が「カッコイイ」のではなく、「ハマっている」と感じる。
このVMFA-333の深い緑のクローバーなんかは実に秀逸で
細面のクルーセイダーをシックに装っている。
戦闘機のマーキングというのは実に面白い。
派手ならイイというものではなく、だからといって地味ではつまらない。
尾翼全面を原色で塗りつぶし、部隊マークを大描きするより
フィンチップに入れた一本のラインの方がはるかにカッコよく見えるときもアル。
日常であれば、むしろカッコワルイ、野暮ったいと感じるような「マーク」でも
戦闘機に描かれるとものすごくカッコよく見えるのだが、
それがなぜなのかは上手く説明できない。
戦闘機と図案いう、異質な組み合わせから生じるアンバランス感に
心を乱されるからだろうか。
例えるなら、ギターソロを弾くスラッシュみたいな感じか。
あのヒトは細々見ていくと必ずしもカッコよくはないのだが
「ギターを弾くスラッシュ」という総体として見た時に
「オレもグランドピアノの上でソロを弾きてぇぇ」と思わせてしまう
何かソコハカトナイモノを感じるような、そんな。
ちょっと違うな。
2003年製作