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夜間戦闘機

Messarschmitt Bf109G-6
Luftwaffe
JG300
"RED 6"


20090312d.jpg

20090312c.jpg


たとえば
機体に吹き付けたMrカラーの307番と308番の波型の境界線が
うすぼんやりと、しかし確実に認識できるような塗装が出来たとき
ちょっとした快感だったりする。

いつの頃からか、飛行機模型の迷彩塗装を行う際に
説明書の塗装図を拡大コピーして型紙にする、という方法が
わりと一般的になった。
確かに理にかなった方法だが、どうも型紙とか、キッチリしたことは苦手で
大昔に一度試して以来やったことはない。

別に言い訳するわけでもないが
色の境界線を明確にしすぎない方が「らしく」仕上がる気がするので
どんな迷彩であっても、大抵はフリーハンドでやっつけてしまう。
その気になれば、ほとんどボケを感じさせないくらいの塗装だって、できる。

いつも模型を作っていて思うことだが
型紙に限らず、どうも模型ってのはヒトと同じに作らなければならないモノ
という固定観念があるように思えてならない。

確かに
非常に高いレベルの作品を参考に
少しでもそれに近づこうと努力することは有意義だし、
どうすればこんな風にできるのだろうかと、考えることは実に楽しい。
模型を始めたばかり頃は、雑誌の作例や教則本などを、
それこそ穴が開くほど見て、一生懸命考えたものだ。

でもソコで終わってしまっては、一体なんの意味があるのだろうか。
同じキットを使っていても、千差万別の工作や表現手法があるのが
模型作りの奥深く、味わい深いところだし
なにより

自分にしか出来ない物を作るから楽しいのではないか。



2007年製作
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スズメバチ

F/A-18C HORNET
U.S.MARINE
VMFA-232
"Red Devils"



20090214E.jpg

戦闘機の模型を作るときに、一番意識するのは何かと考えてみる。
「何も考えてない」といのが正直なところなのだが
それでは話が終わってしまうので、無意識のうちに表現しようとしていること
と置き換えて再度考えてみる
無意識にやっていることを考えたって分るわけも無い。

いっそのこと、ここでハナシを終わらせてしまいたい気分になってきたのだが
それを抑えつつ
何が言いたいのかと言うと、自分の中にある戦闘機のイメージを
立体の、縮尺模型にする際に、どう表現しようとしているか
という自分自身の姿勢というか目指すところについて

「重量感」
たぶんコレに尽きるような気がする。
戦闘機ってのは地上で見るのはもとより、飛んで行く姿だって全然軽やかではない。

むしろ重力をひき剥がすかのように
まるで空気を掻き分けるかのように

推力と揚力の限りを尽くして
地球と言う絶望的なまでに重い物質の呪縛からもがき出すように
青い空を切り裂いていく

そんな
決して「風に乗る」かのような、ナイフのような鋭利さではなく
重力を断ち切る日本刀のような「重さ」を表現したいと思う。

今のところホ-ネットという戦闘機にこれといった思い入れは無い。
ただ、この見た目に軽快そうな機体をどこまで「重く」見せられるか
それだけで作ったような記憶がある。

この機体を作った頃から今に至るまで、ずっと意識してきたことだが


まだ全然ダメだ。


2003年製作

EJ改

F-4EJ改 PHANTOMⅡ
J.A.S.D.F
3AW 8sqn MISAWA.AB
「蒼」



20090211H.jpg


20世紀の終わり頃
「F-4退役は2008年ごろから~」なんてコトが雑誌なんかで言われ出した頃

F-2の配備の遅れから、暫定的に三沢の第8飛行隊がF-1からF-4に改変し
306飛行隊の機体が移管されて、小松でファントムが見られなくなってしまって
結構落ち込んだりもしたのだが
ほどなくして、この「F-2」迷彩のファントムが現れて、度肝を抜かれた。

モデラーにとって、この蒼色は悩ましい。
様々な媒体で見る機体はドレも色身が違って見える。
そのうえ、訓練等で飛行するたびに劣化していくため、ますます印象は混沌としていく。
21世紀に入ってからの小松基地航空祭で実機を見たことがあるが
その時は全体的に暗い印象だったし、
雑誌などで見る色はもっと緑がかったイメージがあった。
実はハセガワの塗装指示が正しい、なんてことも聞いたりする。

だから模型の塗装ってのは面白い。
どうしたら、アタマの中でグチャグチャになった「イメージ」を色として再現できるか
その過程を考えながら、塗料を混色し、エアブラシで吹き付けているうちに
アタマの中の「イメージ」が固まっていき、相対的に実機がどうであるかは
どうでも良くなって、最後にクリアを吹きつけて、マスキングを剥がす瞬間まで
楽しくてしようがない。

いよいよ第8飛行隊がF-2に改変する。
小松を去って10年
あのフェンスの向こうに見た306飛行隊のファントムが

本当にいなくなってしまう。


The Last of Gunfighter

A-8E CRUSADER
U.S.MARINES
VMFA-333"FIGHTING SHAMROCKS"

20090214B.jpg

20090214C.jpg

クルーセイダーはクールさとワイルドさを併せ持った二枚目だと思う。
例えるならジョー・ペリーみたいな感じ
黒いレス・ポール・スタンダードとか似合いそうな雰囲気。

超音速戦闘機なのにバルカン砲ではなく20mm機関砲で
この時代の米海軍機としては、どうもファントムの影に隠れがちだが
ベトナム戦争におけるミグ撃墜数18機はF-4の1.8倍
決めるトコはしっかり決めるハンサムっぷりが憎らしい。

この時代の米海軍機には、海軍より海兵隊のマーキングが似合う。
海兵隊の方が「カッコイイ」のではなく、「ハマっている」と感じる。
このVMFA-333の深い緑のクローバーなんかは実に秀逸で
細面のクルーセイダーをシックに装っている。

戦闘機のマーキングというのは実に面白い。
派手ならイイというものではなく、だからといって地味ではつまらない。
尾翼全面を原色で塗りつぶし、部隊マークを大描きするより
フィンチップに入れた一本のラインの方がはるかにカッコよく見えるときもアル。

日常であれば、むしろカッコワルイ、野暮ったいと感じるような「マーク」でも
戦闘機に描かれるとものすごくカッコよく見えるのだが、
それがなぜなのかは上手く説明できない。
戦闘機と図案いう、異質な組み合わせから生じるアンバランス感に
心を乱されるからだろうか。

例えるなら、ギターソロを弾くスラッシュみたいな感じか。
あのヒトは細々見ていくと必ずしもカッコよくはないのだが
「ギターを弾くスラッシュ」という総体として見た時に
「オレもグランドピアノの上でソロを弾きてぇぇ」と思わせてしまう
何かソコハカトナイモノを感じるような、そんな。

ちょっと違うな。


2003年製作


旭光

F-86F SABRE
J.A.S.D.F
8AW 6sqn TSUIKI.AB

1/48 SCALE HASEGAWA




20090211C.jpg

正直な話、銀塗装は嫌いだ。

理由はいたって簡単。
飛行機の銀ってのは基本的に「無塗装」の金属地肌で
これを塗装で表現するためのイメージがうまく沸かないから。

空自のセイバーやT-33の一部は「ドープ」とかいう銀色を塗布していたそうだが
なにも金属で出来た機体に銀色塗らなくてもいいじゃないかと
身勝手なことを思ったりもする。

だいたいあののっぺりした銀色は好きじゃない。
やっぱり金属地肌のがカッコイイとか思うものだから、厄介なハナシだ。

巷には様々な金属色塗料があふれ、たいがい試しては見たけど
一長一短、これで万全ってものにはたどり着けない。
最近ではアルミテープを機体全面に貼りこむなんてとんでもない事を
あっさりやってしまう人たちがいて、すごいなァと感心するばかりなのだが
理屈は分るけど、どうも抵抗がある。

とかなんとか、そんな能書きなんか考えもし無かった頃に
Mrカラーの8番だけで仕上げた空自のセイバー。


考えるな、作れ。


2001年製作

Corsair II

A-7E CorsairII
U.S.NAVY
VA-72"BLUE HAWKS"
USS.John F Kennedy




20090211A.jpg

1991年の湾岸戦争"Desert Storm"に、VA-46とともに派遣されたVA-76のCO機。
同隊の機体では、背面に作戦名を大描きした砂漠迷彩のCAG機(#200)が有名。

コルセアというのは実に不思議な飛行機だと思う。

どこからどう見ても飛行機の「カッコよさ」が見えないし、華々しい活躍もあまり聞かない。
同じ攻撃機でも、A-1なんか「神話」のごとくだし、A-6だって小説や映画の主役を張っている。
A-4やA-10はあのマンガのおかげで、少なくとも日本ではかなり人気がある機体だと思う。

なぜかA-7は出てこない。

なのになぜか、上記の攻撃機の中で、一番魅力的に感じてしまう。
きっかけは分っている。
子どもの頃雑誌で見たVA-93のA-7E。
あのシャークマウスの印象は強烈で、子ども心に物凄い「戦闘機」に見えたものだ。

しかし、飛行機のことにすこしは詳しくなった今でも、コルセアを見るとイイなぁと思う。
別にカッコいいスタイリングではないし、いわゆる「ハイビジ」時代の機体だって、
個人的にはあまり好みでない。
ただ、離陸する姿をナナメ後ろから撮った写真なんかを見ると
ゾクゾクする。

そのうちまた、作ってみようと思う。



2003年製作


PHANTOM

F-4J PHANTOMⅡ
U.S.NAVY
VF-21"FREELANCERS"
USS.RANGER




0818a.jpg


米海軍のファントムは、その派手な塗装とともに
機体全面がこれでもかというくらいに汚れたその姿が魅力的。

ヒトコトに「汚れ」と言うけれど

それは空気中のホコリがこびりついたり、水垢みたいなものだったり
漏れたオイルの後だったり、整備員の靴跡や手跡だったり、錆だったり
塗装の自然劣化だったり、剥がれだったり、補修の跡だったり、
その補修跡にまたこびりついた空気中のホコリやらナンやらだったり
そんなイロイロがごちゃまぜになって
光の加減やら周囲の状況やらの影響を受けた上で
視覚的に認識できる状態を全体的に見た印象を

「汚れてる」とか「退色してる」と言い、それを表現するための技法として
「汚し塗装」なんていうよく分らない言葉をモデラーは使うのだけれども。

パネルラインに沿って黒を吹きましょう、とか
タッチアップの跡を少し明るい色で表現しましょう、とか

参考になったためしがない。
不思議なものだ。

2007年製作

PHANTOM

F-4EJ改 PHANTOMⅡ
J.A.S.D.F
83AG 302sqn NAHA.AB
「2002戦競」

1/48 SCALE HASEGAWA

0826D.jpg

0826B.jpg


ハセガワの1/48キットをおおむねストレートで。
射出座席はレジェンドのレジンパーツ。
ピトー管、Gフィールセンサーはファインモールドの真ちゅう製。
デカールはプラッツ製。

この制空迷彩塗装は、数多あるファントムの迷彩の中で
個人的に一番好きな塗装なので、今まで結構な数を作ってきたけど
未だに満足できる仕上がりには達してナイ。

もっとも、満足できる物が出来てしまったら
塗装作業が今のように楽しいものではなくなる気がするので
ちょうどいいのかもしれない。

そんな中では結構気に入っている仕上がりの作品。

2004年製作

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